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外資系保険会社20年目の自分が語る英語 - 英語を勉強すればするほど、英語で会話ができなくなった。

 

外資系の会社に転職して、英語プログラムに参加したら、英語で会話ができなくなった。 

TOEICScore200点アップしたら、英語で会話ができなくなった。

 

私はこんな経験をしました。皆さんはいかがでしょうか? 
 

大学受験のために単語や文法を一生懸命勉強したら英語で会話ができるようになりましたか?

TOEICの勉強をがんばってScoreが上がったら英語で会話ができるようになりましたか?


私は大学付属の私立中学校に通っていたので大して勉強もしないまま大学まで進学・卒業をしてしまいました。そのため英語に関しては中学生並みのスキルです。
これが今になって苦労している一因でもあるのですが、それでもいいこともありました。

 

文法などわからないから、端から綺麗に話そうなどという発想がありません。

話せないのが当たり前だから、知っている単語と身振り手振りで伝えるしかないのです。

ある意味必死でしたね。何でもいいから通じればok!みたい。

 

以前、タレントの出川さんが海外でLocalの人に目的地の場所を聞いて探す番組を見たことがあるのですが、まさにあんな感じです。(あそこまでフレンドリーにはできませんでしたが・・・)

 

そんな感じでしたから、海外に行けばいつも前向きな姿勢でLocalの人に話しかけることができました。

海外に来てLocalの人とコミュニケーションもせずに帰ってどうすんだ!と思ってました。

私があまりにもしつこく話しかけるので、少し静かにしていてくれと言われたこともあります。笑

 

そんなこんなですから、使った単語も間違いだらけでした。

モルディブでは、ドイツ人の新婚さんと仲良くなり、連日ダイビングで見た魚の報告などをしました。

小さい透明のエビを見た。と伝えたくてShellfishと連呼していたのですが、あとで貝殻という意味だと知って吹き出しちゃいました。

そうそう、カメ(turtle)を伝えるのがとても難しかったです。

みなさんも海外に行ったらぜひ、チャレンジしてみてください。
これはどうやら発音に問題があるようです。
タートルでは絶対通じませんよ!

 

さて、私は27歳の時に外資系保険会社に転職しました。募集していた職務が英語スキルを求めるものではなかったので、こんな私でも入社することができました。

 

当然ながら、入社した会社には英語を習得するためのプログラムが豊富に用意されていて、私も積極的にプログラムに参加したり、個人でプライベートレッスンを受けたりと、自分の人生の中で一番英語を勉強した時期でした。

 

入社して1年くらいして、自分のスキルがどの程度なのか知りたくて、個人的にTOEICを受けたのですが、何と200点未満・・・。点数の分布でいうと900点台と同じ割合です。ある意味、すごい点をたたき出したわけですね。
 

それでも海外では英語を使ってコミュニケーションできていたんですよ。

しかし、それから徐々に仕事で英文メールを読み書きしたり、英語でレポートを書いたり、Nativeのマネージメントの会議に召集されてと、次第に英語、しかも文法や文章の作り方にこだわったり、ビジネス英語的なかしこまった英語の世界に染まっていきました。

 

社会人になって「チャート式・新英文法」を購入し、一から文法を勉強しました。

 

今思えば最悪だったのは、
あなたの英語はNativeにはこう聞こえる」といった感じの本を読んだり、こう表現したいときはどう書いたらいいのだろう。と必死でネットを検索する日々が続きました。

その時、私は自分がどんどん小さい世界にはまっていることに気づけませんでした。

 

TOEICも人並の点数になったし、英語の文章も簡単な表現であれば調べなくても書けるようになったし、Nativeの話も5070%は理解できるようになりました。

 

しかし!!なぜか自分から話せなくなってしまったのです。

朝、エレベータで外人さんから「Hello, good morning! 」と声を掛けられても、「Hai !」とは言えても、その先が出てきません。頭の中に言葉が浮かんでこないのです。

 

「元気!最近、調子どう?」と出てこないのです。

何か聞かれても、YesOkくらい。たまにNiceとか。

 

そう、きれいな文法で応えないと恥ずかしい。という気持ちが芽生えていたのです。

そして、何も返せなかった自分に腹がたち、自信をなくし、このようなシチュエーションを避けるようになっていたのです。

 

Shellfish”, “タートルを連呼していた自分は消えてしまいました・・・。

海外旅行に行ってもLocalの人とのやりとりは極力奥さんに任せ、自分は必要最小限のコミュニケーションしかとらなくなりました。

そして日本に戻ってくると、もっと勉強しなくちゃいけないと思い、さらに文法や単語の暗記に力を入れるのです。

いつの間にか英語を人とコミュニケーションするツールではなく、勉強の一科目と考えるようになっていたんですね。

 

しかし、20152月にこんな自分を救い出してくれた方に出会ったのです。

とある英会話スクールの校長先生のセミナーに参加しました。

その英会話スクールの方針は、世間一般に知られているNOVA, GABA, ECC, AEON, Berlitzなどの英会話スクールとは全く違います。180°違うといっても過言ではないでしょう。

 

そこで聞いた先生の話は、目からウロコどころの話じゃないですね。

その先生の話は自分がなぜ英語で会話ができなくなっていたか、その原因をすべて説明してくれました。

それはもう、話を聞いていてワクワクしましたよ。
すぐにでもこの学校のプログラムに参加したいと思いました。

 

そして今、英語の読み書きの能力、文法力はほとんど上達していません。

しかし、本屋の洋書コーナーに行って見知らぬ外人さんに「自分のレベルにあった洋書はどの辺でしょうかね?」と聞くことができます。(この時は語学関連のお仕事をされている方で、困ったことがあったら私に連絡しなさいと名刺を頂きました。)
道に困っている外人さんを見かけたら「どうしました」?と聞いてあげられるようになりました。

 

最後に!!

 

もしあなたが英語に関係する仕事をしたい、外資系の会社に入りたい、English Policyがある会社でPromotionしたいと思っているのなら、英語のスキルを証明することは大切です。

その手段がTOEICだったり、英検だったり、その会社が求めている資格だったりするでしょう。

いくらあなたが「英語ができます。」と言ったところで、証明する手段がなければ、相手は信じてくれませんからね。

 

ただし、英語で会話ができるようになるのとは別です。

うちの会社でも留学経験などなくても、TOEIC800点以上を取っている人はたくさんいます。
その人たちの多くは「
TOEICと話すことは別だよ。」と言います。


その人たちにとって、TOEIC
は仕事で英語力を証明する手段なのです。

そして、この人たちの多くは英語で会話をすることが苦手です。
話せる力を十分に持っているのにそのスキルを使って話そうとはしません。会議に通訳がいれば日本語で話します。

会議の合間に自分からNativeに話しかける人をあまり見かけません。

英語で話すことに自信がないから、TOEICで800点のScoreを持っていることを隠す人さえいます。
でも、皆もっと英語で会話をしたいと思っています。

 

それでは英語で会話するには何が大切なのでしょうか。

とても大切なこと、それは人と会話をしたいと思うハート・メンタルを持つことです。
人と話をしたくない人が、いくら英語を勉強したところで、それを使って話す機会は訪れませんからね。

 

 

そしてもうひとつ大切なスキルがあります。 

それはまた次回以降のブログで触れていきたいと思います。

 

A Happpy new year !!