今日は私が実践する投資方針について書こうと思います。
投資のプロではありませんが、長年金融業界で働いてきた手前、一応、株式・国債・保険・投資信託などの投資経験がありますので、少しでも皆さんの今後の参考にしてもらえればと思います。
私の投資方針は以下の2点です。
- 自分の貯金とお小遣いの範囲で積極的にリスクを取り、資産の最大化を狙う。
- 家族の資産はリスクを取らず、アメリカ国債を利用して長期投資にまわす。
まず私はなぜ投資をするのか?
それは、サラリーマンの給料以外のキャッシュフローの入り口を作るためです。
目標は定年退職の65歳まで株式投資を続け資産1億円を目指します。
1億円はあくまで目標なので到達しなくても定年退職と同時に株式投資は終了します。その資金はすべてアメリカ長期国債のクーポン債を購入し、毎年金利分のキャッシュフローを確保したいと思っています。
例えば、アメリカ国債30年が3%の金利の場合、1億円購入すれば毎年税引き後で240万円のキャッシュフローが30年継続します。
このお金は奥さんと二人で余暇を過ごす資金として毎年使い切る予定です。
なにせ元本の1億円は手を付けていませんので、使い切ってしまっても全然不安にならないからです。
自分が背負えるリスク内で勝負する。
我が家はお小遣い制です。毎月奥さんからお小遣いをもらっています。
ずばり月6万円です。
48歳の年齢を考えれば、それほど多いとは思いません。
結婚前に貯めた自分の貯金とお小遣いが私の投資資金です。
この資金が最悪ゼロになっても困るのは私だけです。
たとえ貯蓄がゼロになってもお小遣いの6万円があれば、生活には困りません。
資産の最大化を目指す投資方法とは、
これぞと思う会社1社に集中投資します。
昔は倒産リスクを避けるために5~6社の銘柄を保有していました。
しかし、投資資金が少ないくせに分散投資してしまうと、上がる銘柄もあれば下がる銘柄もあり、結局資産はたいして変わりませんでした。
自分は何のために株式投資をしているのか。小遣いが欲しくてやっているのか?
そうではないだろうと・・・。
資金が少ないものが、資金が豊富な金持ちと同じことをしてもうまくいくわけがないのです。そこで自分が見込んだ会社1社を信じ、積極的にリスクを取りに行く方法を選びました。
現在ある会社に集中投資中です。もう3年くらいコツコツと集めていますね。
結果はまだ出ていませんが、会社はしっかりと目標通りに進捗をしてくれていますので、2年後に予定通り黒字化すれば、今の株価の3倍~5倍程度にはなってくれるだろうと期待しています。
仮に会社が倒産したとしても、私の貯金がなくなるだけですから、家族に迷惑をかけません。
投資する会社の選定基準とは、
- 将来性の高い業種
- 参入障壁の高い業種
- 一般の投資家がまだ目を付けておらず、長期にわたって低迷している
- キャッシュフローを確実に確保しながら、成長の武器を持ち、それに投資を行っている
- 株価を吊り上げるような派手なIR戦略を取らない
- その会社が生み出すサービス、商品が人々のために役立つこと
そしてもう一つ大切なこと。
短期的な株価の値動きに惑わされず、自分の目標期間までしっかりと長期保有すること。
これがなかなか難しいですね。人間は得をしたいよりも損をしたくない生き物です。
そうすると、上がる株は明日今日より高くなるから今買わなければ損をすると思い、ある程度上昇してもほしくなり、下がる株は明日今日より安くなるから今買ったら損をすると思い、ある程度下がっても買いません(買えません)。
すると、上がる株は一旦上まで到達して、需要と供給が反転した途端に暴落します。
上がる時は早く、一旦下がると誰も買いたくないので上がらないのです。
上がる時は短く短期間で、下がるときは下がっている期間が長期になります。
実は短期で投資をするとこのサイクルにどっぷりとはまってしまうのです。
かつて、私もそうでした。
だからこそ、私は『ドルコスト平均法』を採用しています。
ドルコスト平均法のいいところは、平均取得単価が低くおさえられること。
一旦下がると長い間低迷する株が多いので、平均取得単価はかなり下値に近くなります。特に株価が下がることによるストレスを抑制できるのです。
日々の株価の動きに一喜一憂せず、淡々と決まった時期に決まった額で購入するのです。株価が大幅に下がったところで不安にならず、逆に購入単価を下げられる。
そしてある時、株価は上昇を始めることが多いので利益が出やすいです。
そして、一般の投資家が参入してきた頃が売り時です。
それまではひたすら地道に集めます。他の値動きのいい銘柄には見向きもせず、ただただ静かに購入時期が来たら決まった額で買うだけです。
それはもう、蝉が地上にでてくるみたいなもんで、その日々は、たんたんとしたものです。
下準備が大切です。ある日成功したようなシンデレラストーリーは、恐ろしく地味な下準備によるものがほとんどです。そこまでに結果がでない為にあきらめる人がほとんどなので、こなした人が評価を受けることができるのです。
最後に、
信じた会社ではありますが、決算報告の数字は必ずチェックしてください。
バランスシート、損益計算書、キャッシュフローを関連付けて確認し、経営計画通りに進捗しているか。見通しに変化がないか。競合他社との優位性は保たれているか。
こういった確認はとても大切です。
See you next !!