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相手を制する合気道 相手と調和する合気道 本日の稽古備忘録(2018/2/4) 

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午前 - 相手を制する合気道

先週休みだったので、2週間ぶりの稽古。前回同様、後ろ両手取りの捌きが稽古の中心でした。合気道はやはり捌きに醍醐味がありますね。

 審査稽古の場合、受けが背後に立って両腕を掴むところから始まる硬い稽古になりますが、実際にそのような状況は稀で、相手は前方から腕を取ってやろうと向かってくることを想定しています。

 

後ろ両手取りを捌くとは?

 

  1. 相手が自分を捕まえようと向かってくる。
  2. 相手が腕を掴みにくるように誘導する。(相手の右腕に対し、自分の右腕。左の場合は左腕)
  3. ここで捌く! 
    ・掴まれた瞬間、取られた腕を重力に逆らうことなく自分の腰に持ってくる。
    ・同時に相手側にほんの半歩入り身をする。この時、自分はしっかりと半身の姿勢になっている。
  4. 相手は捕まえた!と思って、逆の腕も取りにこようとする。
  5. ここで捌く!
    ・腰(丹田)を廻して相手の体が自分に巻きついてくるような感覚。これ、ほんとに感覚だけです!
    ・相手が巻き付いてくる感覚を掴みながら、掴まれている腕を挙げて相手を自分の前に導く。 (投げ縄のような感覚)
  6. 相手は前に押し出されるので、あとは一教なり、何なりと好きなように!
    ※巻き付いてくるタイミングで掴まれていない腕の肘を上げれば、思いっきりカウンターですね。遠心運動で相手は前に引きずりだされる力が働いているので、突然に壁が現れるイメージです。


最初から両腕を掴まれている場合はどうする?

例えば、二人組の強盗が入ってきて、一人が背後に回って両腕を取られるような状況があった場合。 

  1. 腰をひねって相手に半歩近づきながら、ひねった方の肘を曲げます。この時、腕に力はいれません。
  2. 今度は逆側に腰をひねりながら同じことを繰り返します。腰をひねって踊っているイメージでしょうか。
  3. 2回、3回と繰り返すと自分の腰が相手の体に密着します。両肘が曲がり、自分の脇にしっかりとついている状態なら、相手は完全に掴む力を奪われていると思います。
    ※もし相手が密着を嫌がって下がっていけば、そのまま壁に衝突させることもできるでしょう。
  4. あとは後ろ両手取りからの様々な技をおかけください。

 合気道をされていない方に伝えたくて、言葉で表してみましたが、やっぱり難しいです。笑

 

本日の稽古内容

  • 逆半身片手取呼吸投 (10本×3セット)
  • 後ろ両手取一教(捌いて)
  • 後ろ両手取呼吸投げ(捌いて)
  • 後ろ両手取入り身投げ(硬い稽古)
  • 後ろ両手取呼吸投げ(硬い稽古)
  • 両肩取呼吸投
  • 座技呼吸法

 

 午後 - 相手と調和する合気道

 

合気道の稽古には攻撃をしかける「受け」と、受けの攻撃を捌いて技をかける「取り」があります。

基本は約束稽古といって、正面打ちですよ~、突きですよ~、後ろ両手取りに来てくださ~い。とお互いが決めて稽古をします。

ここで注意すべきは、約束稽古なだけにどうしても「受け」が力を抜いてしまうのです。初心者同士だと、特にこの状況が起こりやすいです。
私はまさにこのような「受け」を取ってしまっていました…。

正面打ちといっても本当に打ち込むことはできませんから、腕の力が抜けてしまったり、相手に投げられた結果、受け身を取るべきなのに自分から投げられにいってしまうのです。

 

片手取入り身投げの稽古の中で、「受け」の大切さと心構えを教わりました。

「受け」は攻撃に行ったのです。

たまたま相手に捌かれて背後を取られてしまったのです。さらに首根っこを掴まれてしまいました。

そんな時どうしますか?


自分が有利な立場を取りかえそうとしますよね。
何とか押さえられた首根っこを外し、相手の背後に廻ろうとする筈です。

「取り」に隙があれば、背後に廻ってやり返すくらいのつもりで「受け」を取らないと、お互いの稽古にならないのです。


合気道には試合がないので、どうしても馴れ合いになってしまいがちです。
先生に言われて、「はっ」と気づくのですが、またしばらくすると悪い自分が顔を出します。


自分に言い聞かせるためにも、メモとして残しておこうと思いました。

  

本日の稽古内容

 

See you next !!