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外資系金融会社20年の自分が語る 分散投資は既にお金をたくさん持っている人が行うもの

バークシャー・ハサウェイの副会長「チャーリー・マンガー」は、分散投資のことを以下のように言っています。

 

「金融コンサルタントや証券会社が「同じ籠に卵を入れるな。」という言葉を好んで使う分散投資これは質の悪い銘柄を選んで、一発退場を避けるための投資戦略。逆に言えば、すばらしい銘柄を選ぶ機会をなくしてしまう方法である。たとえば、50銘柄以上で構成されるポートフォリオ保有することは、勝者は敗者によって相殺され、敗者は勝者によって相殺される。こうした投資方法は、通常、市場全体を模倣するインデックスファンドによって実践され、高みを目指すことも、危険をおかすこともせず、ただただ平均でよしとする考え方である。 

本当にすばらしい成長性を備えている企業の株を、合理的な価格で手に入れることができるならば、保有する銘柄は10種類以下で充分だと考える。たとえそのうちの1社が運悪く事業に失敗したとしても、10年から20年という長期で考えれば、自分たちが選んだポートフォリオがめざましい収益をもたらしてくれることを実証した。籠の中に10個の卵しか入っていなければ、いつでも厳しい目を向けて籠を守り抜くことができる。」

 

 

たしかに株式投資はリスクを伴います。

 

今では誰もが知っている一部上場の一流企業の破たんも珍しくありません。また、不正会計の発覚による突然の暴落に見舞われるケースもあります。

 

資産を十分に保有し、リスクを最小化し、いくらかの配当をもらえれば満足するような人にとって、分散投資は悪くないでしょう。

 

しかし、若い世代でリスクを取れる人は、是非、ファイナンスを勉強し、企業の価値を自分の目で査定し、一極集中のリスクテイクを経験してみてください。

 

安易に証券会社がすすめる投資信託を購入する。これは投資をしているとは言えません。

単に手数料を払って投資を委託しているにすぎません。

 

人のお金で運用するファンドは、あなたが預けた資産を減らしても、痛くもかゆくもないのです。

あなたから手数料を取って収益にしているのです。

 

自分の目で確かめ、自分で選んだ会社に投資をしたら、あとは時間を味方につけながら、会社の成長とともに資産が増えていく投資を体験してみてください。

 

ただし、とても大切なことがあります。

常に余裕資金で行い、決してレバレッジ(借金)をかけて、短期で儲けようとは思わない事です。

 

特に自分に養う家族がいる場合、その投資資金を失っても、家族の生活レベルを下げない範囲での投資に徹してください。

 

株式市場を予測することは絶対に不可能です。

不測の事態は必ず訪れます。しかし、それは逆に大きなチャンスでもあります。

そのチャンスを生かせるように常にキャッシュを持っておいてください。

 

多くの人は、余裕資金といってもそれほど多くの資金を投資に費やすことはできないでしょう。

その限られた資金を、投資信託やインデックスファンドで平均的な投資方法を選択することは、何の勉強にも経験にもならないと思います。

 

今回述べた投資方法はバリュー投資といいますが、ここ最近はネットが普及し、短期で利ザヤを稼ぐ投資家の普及によって否定する人も多いです。

 

それでも私はこれをお勧めします。

なぜなら、失敗から学ぶことができるのは、その責任を受け入れ、失敗した原因をきちんと検証した人だけだと思うからです。

 

投資信託やファンドに投資をして失敗したら、もっと成績の良い商品を探すだけでしょう。

 

短期の利ザヤ取りに失敗しても、すぐに次の短期投資で負けを取り戻そうと考えるでしょう。

そこに建設的な考えは何もありません。ただのギャンブルと同じだと思うのです。

 

偉そうなことを言ってしまい、申し訳ありません。

それでも、一応、金融業界に20年身を置いた者として、これまでの私の経験から伝えたいことを今日のブログにしたためています。

 

もし少しでも私の考えに賛同してくれる方がいたら嬉しいです。

 

因みに私も株式投資を行っています。
投資資金はすべて私の小遣いなので、ゼロになっても家族に迷惑は掛かりません。

現在、投資している会社は2社です。1社は投資を開始してからもう4年になりますが、もう1社は今年購入を開始しました。
最初の1社はうまくいけば、今年から来年にかけて大きく花を咲かしてくれるのではと期待しています。

 

 

See you next !!