先日、私が所属する合気道会の演武会がありました。
演武会とは
合気道には空手や柔道のような試合がありませんので、年1回、自分の家族・友人、懇意にしている他の合気道会の方たちを招待し、日ごろの稽古の成果を見て頂く行事を開催します。これを演武会といいます。
主催者側が、所属する子供たちの稽古風景、大人たちの稽古風景、子供の演武、親子の演武、大人の演武、有段者の演武、師範の演武を披露し、そのあと、招待した団体の招待演武を行います。
子供たちはここで参加賞(お菓子など)をもらって、お開きになりますが、大人はこの後、楽しい「直会(なおらい)」と呼ばれるお酒の席に場所を移して、参加者一同で懇親を深めます。
子供だって緊張する
たくさんの人たちに見守られての稽古です。大人はもちろんのこと、子供たちだって緊張します。
子供たちの稽古風景では、指導者から呼ばれた子が技の実演を見せてから、全員の稽古に入ります。
演武会では時間の関係から2つの技を披露するので二人が呼ばれることになります。誰が呼ばれるかは決まっていません。
皆の前で指導者と実演してみせる。普段の稽古でも多少緊張する場面ですが、今回はたくさんの人たちに見守られている中で行います。
最初の技では5年生の女の子、次の技では6年生の男の子が呼ばれました。
ピーンと張りつめた空気の中、2人の子供たちのハァ、ハァという息遣いが聞こえてきました。
緊張からくる過呼吸ですね。
普段あどけない彼らが、過呼吸をするほどの緊張の中で、必死に実技を披露する姿に感動しました。このような経験の積み重ねが、やがて彼らの精神的な成長につながってくれることを期待しています!
See you next !!