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2018年ロシアW杯 と1986年メキシコW杯のフランス代表メンバーから思うこと

私の中のフランス代表は、何と言っても1986年メキシコW杯のメンバーが最高です。

 

現役でサッカーをしている世代は、フランス代表言えば、ジダンがもっとも印象深い選手だという人が多いでしょうが、私と同世代でサッカー経験がある人はミッシェル・プラティニを挙げる人が多いのではないでしょうか。

 

以下は1986年の代表メンバーの写真です。

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そして、これは今回の代表メンバーの写真です。

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いかがですか?

 

今では黒人系の選手がほとんどを占めていることがわかります。

フランスの事は詳しくないのですが、フランスの移民政策が色濃く反映されたチーム編成になっているのかなとの印象を持ちました。

 

フランスといえば、ナポレオン皇帝やジャンヌダルクが有名ですし、私の中では彼らの肖像画がそのままフランスのイメージとして定着していました。

 

1986年代表メンバーのキャプテン・プラティニは、皇帝と呼ばれ、フランス代表チームの絶対的エースとして君臨していました。

彼の醸し出す雰囲気は、アスリートというよりは芸術家で、そのサッカースタイルはピッチの中心にとどまり、彼のところに集まってくるボールを、オーケストラの指揮者のように右へ左へと華麗な足技で捌く姿に魅了されたものです。

 

彼をを取り巻くメンバーも素晴らしいタレントがそろっており、プラティニ、ジレス、ティガナ、フェルナンデスの4人を四銃士と称し、当時のサッカースタイルは、フランスのシャンパンになぞらえ、「シャンパン・フットボール」と呼ばれていました。

 

この時の黒人選手はマリ出身のティガナ選手一人でした。

 

それから30年の時を経て、週末のフランスとアルゼンチンの試合を見ましたが、あの頃の代表の雰囲気とガラリと変わったなぁと思いました。

 

黒人系選手の特長である身体能力を生かした個の突破力と、ヨーロッパサッカーの組織力を融合した新しいプレイスタイルに変わっていました。

 

変化の兆しはジダンを擁して優勝した1988年の代表メンバーにも現れていましたね。

ジダン自身はフランス・マルセイユの生まれですが、両親はアルジェリア出身ですし、「北アフリカ移民の星」として人気がありました。

他にも、デサイー、ビエイラ、カランブーなど、出身地がフランス以外のフランス国籍の選手が活躍をしていました。

 

私的には短いパスをワンタッチで繋ぎながら攻める1986年のフランス代表のサッカーが最高に好きです。今のスペイン代表のパスサッカーともまた違うんですよね~。

 

そういえば、ラグビーの日本代表メンバーも今のフランス代表と似てますね。
ラグビーの場合、3年間日本に在住していれば日本代表の資格が得られるレギュレーションがサッカーと違うので、このような編成ができるみたいです。

いつかサッカーの日本代表も、世界の出身国の人で構成されたチーム編成になる日が来るかもしれませんね。