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合気道歴4年目の自分が語る – 合気道を通じて子供たちに習ってほしいこと

現在、合気道は世界130か国以上にまで広がっていると言われています。日本でもたくさんの女性や子供たちが合気道の稽古に励んでいます。

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私が通う2つの道場でも小学生1年生からたくさんの子供たちが通っています。

稽古内容は、大人と同じように二人一組になって技の受け取りの稽古が中心になりますが、小学生、特に低学年になるとまだまだ合気道の技をこなすのは難しいのです。
 

技を見よう見まねでやることはできますが、呼吸力や体捌き、そして合気道の本質となる心(気)を理解して実践することは大人の私たちでさえ難しいのですから、そんなに簡単にできるわけはありません。笑

 

そんなことは知っているよと言われちゃいますね。当たり前すぎてすいません。

親御さんが子供に合気道を習わす動機としては、小さいころから武道の礼儀作法を学び、心と体を鍛えてほしい。これが一般的な思いではないでしょうか。

 

さらに一歩踏み込み、せっかく合気道を習うのであれば、うまく転べる子、自由に動ける子になってほしいと思うのです。

 

うまく転べる子とは
合気道は武道なので受け身を取ることを習います。合気道の受け身は前受け身と後ろ受け身がありますが、どんな状況になろうとダンゴ虫のように体を丸めて頭を守れる子になって欲しいのです。

稽古をしていても、倒れまいと腕を突っ張って体を支えようとしたり、受け身ができているようで頭が全然守れていない子たちがとても多いのです。

これではせっかく受け身を練習しても、日常生活で石につまづいたり、車に引かれそうになったり、階段から落ちそうになったり、人とぶつかって跳ね飛ばされたり、不意に起きる動作にうまく対応できなくなってしまいます。合気道をするからには、まず頭を守る。無理に堪えようとせず転べる子になって欲しいと思います。

 

そのためにも、日ごろの稽古で、大人が出した手を子供につかませるように走らせてあげ、子供がつかんだら四方投げのようにヒョイッと後ろに転がしてあげるような練習を繰り返すといいでしょう。

 

自由に動ける子とは

日ごろ相手に掴まれることに慣れていないと、見知らぬ人に掴まれた時に、体が委縮して固まってしまいます。その場に立ちすくみ、息も止まって助けを呼ぶ声も出すことができなくなります。 

合気道は相手が襲ってきた時に、腕を伸ばして良い姿勢を取ること、相手に掴まれた時にそこにとらわれることなく、自分の良い姿勢に動けること、呼吸力を使って力を出すことを習います。 

何も一教投げができなくてもいいのです。

小さな子供が大きな大人を相手に技をかけることは難しいですが、襲ってくる相手に手を伸ばして良い姿勢をして、すきがあれば逃げられる態勢でいること。仮に掴まれても、体を動かしながら、声を出して助けを呼べる子にはなれると思うのです。 

この二つを子供のうちに習得できれば、無理に力んで相手とぶつかったり、呼吸が止まって体が硬くなることがなくなり、その後の技の習得にとても役立つと思っています。 

なにせ、私のように頭が固くなると、何々投げと言われると、つい投げなくてはいけないものだと無意識に力が入ってしまうのです。子供の先入観のない状態から、自由に動けることを身に付けられたら、どんなに素晴らしかっただろうと思う今日この頃です。笑

 

See you next !!