自分が得したこと・いい思いをしたことを世界の皆に伝えたいブログ

合気道のすばらしさを伝える、子連海外旅行を応援する、お金に困らないノウハウを伝える、その他得をしたことを伝えるブログ

『ホーソン効果』をうまく使ってリーダーシップを発揮する

1.「ホーソン」効果とは
ホーソン効果とは、注目を浴びることで、相手の期待に応えたい心理的行動によって好結果を出す効果のことです。
一世紀ほど前、アメリカのウェスタン・エレクトリック社ホーソン工場で行われた実験では、物理的労働条件よりも「注目されているという意識によって生産性が向上する」ということが判明しました。(ホーソン実験)このことから、周囲の注目を浴びることで、よく見られたい、期待に応えたいなどの気持ちから行動が変わり、好事象を得ることを「ホーソン効果」と呼ばれるようになりました。

 

2.ホーソンの実験
実験が始まったのは1924年、照明が労働者の生産性にどう影響を及ぼすか、それを調べることだったのです。つまり、工場にはもっと明かりが必要か否かという疑問です。実験の結果は、明かりが多くなればなるほど、業績はよくなる。つまり明かりが増えるにつれ、生産性もあがったというものでした。

しかし、そのあと照明をもとの明るさに戻しても、生産性が落ちなかったのです。 リサーチしていた人たちは理由がわからず、労働者を実験グループと非実験グループに分けてもう一度実験をしたのですが、どちらのグループの生産性も飛躍的に伸びたのです。
さらに人数を絞り、給料を上げたり、休憩の時間をかえるなどして生産性が上がる理由を調査したのですが、なぜかどの条件にしても生産性が30%も上がる結果になったのです。

  • 自分の行為が実験につながっていると思うと、人は知らず知らずのうちにがんばっている。
  • "実験"グループはエリートのチームだ。自分はチームのかなめだと信じ込むと、人々は互いに協力し合うようになり、そのために監督者の仕事までどんどん自分たちでこなすようになる。

3.ディズニーランドで実践している「ホーソン効果
ディズニーランドでは、キャストのやる気を引き出し、仕事に誇りを持ってもらうために「ナイトホージング」という制度を設けています。ナイトホージングとはパーク内が閉園した後、毎晩数百人ものナイトシフトの清掃スタッフが、パーク内のすべての床を水洗いし拭きあげる作業のことをいいます。ディズニーランドで働くキャストは、帰る頃になると、ナイトスタッフが広大な敷地内の床面を水洗いしている場面を毎日観ることになります。 一生懸命ナイトホージングを行っている様子を観る、また見られていることを意識することで、同じキャストとして働く人たちに刺激をあたえ、モチベーションを上げています。

4.「ホーソン効果」を使いこなそう
サッカーや野球などスポーツの世界ではホームアドバンテージといって、ホームスタジアムで試合をした方が有利だと言われますね。また、オリンピックでは開催国のメダル獲得数が伸びる傾向にあります。
これらは自分たちを応援する人たちに見られていることで、より高いパフォーマンスを発揮できるという「ホーソン効果」のひとつの例と言えるでしょう.

さて、チームを率いるリーダーの方は、チームのパフォーマンスを上げようと苦労されている方も多いのではないでしょうか?まずはあなたがチームメンバーの一人一人とコミュニケーションを行い、いつも見ていると思わせることから始めましょう。そして、チーム全員が同じ、かつ、数値として把握できる目標を作りましょう。なるべく全員が楽しめる数値目標がいいです。その数字を毎日報告し、集計をするのです。
よく営業の人たちが毎月の売り上げを紙に貼りだして競い合うのも「ホーソン効果」を狙ったものですね。

 

See you next !!