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『呼吸力を生かす静かなる合気道』は、なぜ関節疾患の予防にいいのか?

合気道には手首、ひじ、肩の関節を決める技があります。

 

そもそも合気道は、

稽古で関節を鍛えるので、関節疾患の予防にいいのです。

 

ただ、痛い…。笑

 

なぜか?

関節技は、相手を制するものだと考えていますからね。

痛みで「参った」と言わせる。

つまり、いかに関節技を効かせるか。そのための稽古をしているのです。

 

白帯 技をかける。 「どうです?今の効きました?」

黒帯 「全然だな。」

黒帯 技をかける。

白帯 「いててて!」「やっぱ技のキレが違うなぁ。」

 

成人男性は関節技を喜んで稽古します。これこそ合気道の醍醐味だと。

自分も手首に青タンを作って稽古に励んでいました。笑

 

逆に女性や子供は嫌がります。

特に小学生は恐怖で体を強張らせます。

 

見知らぬ人に胸ぐらをつかまれたことがありますか?

そんなとき、

つかまれた相手の腕をS字(左腕の時は逆S字)になるように決めちゃう技があります。

これ、決まったらめちゃくちゃ痛いです!腰が砕け落ちるほど。

 

力が弱い女の人でも比較的簡単にできるので、護身術として使えます。

実際に酔っ払いにからまれて、この技で相手を叫喚させた人もいます。笑 

 

こんな技を自分も掛けてみたいと思いませんか?

 

実際、これが合気道のすごいところでもあります。

非常に合理的で体の動きを知り尽くした上で、技が効くようにできているのです。

 

さて、冒頭で合気道は関節にいいと書きました。

最初は痛いけど、稽古を重ねていくうちに鍛えられるのです。

つまり、痛い思いをたくさんすれば、屈強な関節が出来上がるということです。

 

しかし、このような合気道が、

関節疾患の予防で始めたい人に向いているでしょうか?

 

その方は、屈強な関節を作りたいのでしょうか?

そうではないですよね?

 

きっと、柔軟でしなやかで、

歳を取っても自分の足で歩ける健康な膝を作りたいのですよね?

 

そんなあなたのために、

私が勝手に名づけた『呼吸力を生かす静かなる合気道』があります。

 

先生は、よくこの言葉を引用します。

「破れざる位置に己を置き、相手を吸収して調和すれば、あとは体操のごとく、相手を導く。」

 

合気道らしくなってきましたね。笑

 

相手を痛めるのではなく、関節をストレッチしてあげるつもりで技をかけなさいと。

痛みで以って相手を制しても、それは相手に「なにクソ!」という反発の気持ちを生むだけである。

 

関節の可動を無理ない方向に伸ばしてあげれば、

相手は安心してあなたに体を預けることができる。

 

これ、子供に技をかけてみると本当によくわかるんですよ。

子供は素直に嫌がるので、ちょっとでも痛いと逃げます。笑

 

痛くない、正しい方向に伸ばしてあげると、柔軟体操をしているかのように

ちゃんとついてきてくれるのです。

 

正しく技を掛けられているかチェックするには子供に相手してもらうといいです。

 

とはいえ、間違えてほしくないのは、これは合気道だということ。

 

ただストレッチをしてあげればいいのではなく、

相手が何かしようと思っても、常に破れざる位置にいること。

痛くなくても相手が自由に動けない位置に制していることが肝要なのです。

 

本当にそんなことできるの?

こればっかりは実際に体験してみてください。

 

また、合気道は膝の疾患予防にもいいのです。

合気道はすり足で移動します。

すり足で移動するには、膝を曲げて腰を落とす必要があります。

 

ドタバタ足をあげての移動は膝に負担が掛かりますが、

アイススケートのように腰の重心移動による歩行は、自然と膝を柔らかくし、鍛えられるのです。

 

いかがでしょうか?

 

今日は、合気道は関節疾患の予防にいいという話をしましたが、

もうひとつ、重要なメッセージを込めさせていただきました。

 

開祖曰く、「合気道に形はない」ので、その人が体現したものすべてが合気道なのです。

あなたが好む合気道はどんな合気道ですか?